新着情報

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新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。
 昨年は正月早々、沖縄の米軍基地反対運動を取り上げた東京MXテレビの番組「ニュース女子」に対し複数のメディアが一斉に批判をしたのを皮切りに、森友学園、加計学園いわゆるモリカケ問題報道で新聞紙面、テレビ報道番組の大半を費やしてしまった一年でした。これらの問題において事実や証拠の有無による客観的、論理的判断よりも情緒的、各々の主義主張を優先した既存メディアの報道姿勢が多くみられたことは、私個人として残念でなりません。
 逆に、主にインターネットを媒体にした新興メディア上の報道は、既存メディアの主張とは対極的なものが多く、世代間格差以上のメディア間格差の広がりをあらためて認識した一年でもありました。
 他方、日本を取り巻く国際情勢は北朝鮮の核開発をめぐり、ますます焦臭くなってきており、いつ何があってもおかしくない状況が続いています。それだけに、より現実的な判断に基づく政治、外交が求められますが、それを支えるのは我々主権者たる国民一人一人です。新旧含めてメディア報道を鵜呑みにすることなく、一人一人が何が事実なのか冷静に考え判断することが益々重要になってきたことを痛感しています。
 租税裁判においては、[大前提]法令の条文(規範)、[小前提]事実関係(要件事実、事実認定)、[結論]法適用の結果(あてはめ)という三段論法で裁判官の判断がなされますが、言うまでもなく事実認定は判断をする上で非常に重要な要素となります。
 常に事実を真正面から見つめ、真実を探求する姿勢を持ち続けることを、自ら律し、今年一年仕事に臨みたいと思っている次第です。
 どうぞ本年も相変わりませずご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

*写真は事務所近くの熊野神社(新宿の氏神様)です。

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