当事務所では、税理士本人が直接お客様にお会いし、お客様の不安・要望・経営状況を的確に把握した上で、経営全般にわたる質の高いサービスをご提供できるよう熱意と誠意を持って対応させていただきます。
お客様に信頼していただき、何でもご相談いただけるビジネスパートナーとなることを目標としています。
そのために、お客様と一緒に成長して行けるよう日々研鑽を心がけております。
経営者の皆様は、それぞれの業界、業種のプロであり、日々深く経営に携わっていらっしゃいますので誰よりも会社のことをよくご存知だと思います。たとえ損益計算書や貸借対照表といった数字で表現できなくても、長年にわたって培われた感覚により会社の状態を実感していらっしゃいます。その視野は、単に財務会計だけではなく取引先の動向、会社内の人事、業界の環境など多岐に及んでいます。
他方、税理士はたしかに税理士事務所を経営するという意味においては経営者の一員ではありますが、あくまで税務会計のプロでしかありません。私は、税理士という立場で経営者の皆様に対して経営を説くということは基本的に僭越なことだと思っております。
税理士の仕事は、日々の税務会計処理を適正かつ円滑に行い、決算申告においては判りやすく納得できる決算申告書を作成、提出することが基本だと思いますが、私は、経営者の方々の鋭い経営感覚と決算書や毎月の試算表、財務分析資料とを結びつけ、経営者の方々が会社の現状を正しく把握、分析し、将来への経営戦略を策定できるようサポートさせていただくことも大切な仕事だと思っております。
例えば、経営者の皆様は、日々の経営において、どうしてもキャッシュ・フローに意識が偏ってしまうため、キャッシュがふんだんにあると営業成績が良く、キャッシュが不足すると成績が落ちているように感じてしまいがちです。もちろん中長期的にはそのとおりなのですが、かならずしもキャッシュの動きと営業成績(損益)とは一致するわけではありません。
わかりやすい例で申し上げますと、
高額な設備投資を自己資金で行う場合、その年は大きな出費をすることになりますので手許現金は非常に少なくなります。潤沢に資金がない限り運転資金が少なくなり、そのような状況では大きな損失を生じているのではないかという感覚におちいりがちです。
しかし、その翌年以降においては、その設備がフルに稼働することにより売上が上昇し、それに伴い資金は増加するはずです。そのような状況では逆に大きく利益が生じているという感覚になります。
しかしながら、財務会計上は高額な設備投資をしても、全額その年の経費となるわけではありません。あくまで減価償却費として一部のみが費用となります。つまり、多額の資金が流出しても、それだけ費用が発生しているわけではないのです。他方、その翌年以降は、たとえ資金の流出がなくても減価償却費がその年の費用として計上されますので、手元資金ほど利益が生じているわけではありません。
これは、ほんの一例なのですが、銀行から多額の融資を受けた場合にも同様のことが生じるかもしれません。
当事務所では、単に税務会計処理作業を行うのではなく、あくまでお客様が現状での会社の状況を正しく理解し、何が問題か、どのように改善してゆけばよいかを、納得いただくまで丁寧に説明させていただき、お客様と一緒に今後の成長戦略を考えてまいります。
1957年和歌山市生まれ。和歌山県立桐蔭高校、早稲田大学商学部(原田俊夫ゼミ)卒業
大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に勤務、プラント輸出に従事。その後、家業を経て、税理士試験に合格
税理士(東京税理士会新宿支部所属 登録番号 第125739号)
租税訴訟補佐人(早稲田大学大学院第14期)
経営革新等認定支援機関(経済産業省認定)
東京都中小企業活性化協議会登録済専門家
中小企業事業再生マネージャー((社)金融検定協会 認定番号 TAM-20209-020)
事業再生士補((社)日本ターンアラウンド・マネジメント協会 認定番号ATP01842)
事業再生アドバイザー((社)金融検定協会 認定番号 8114912)
事業承継マネージャー((社)金融検定協会 認定番号 -BSM-20212-023)
財務金融アドバイザー((社)資金調達支援センター)
座右の銘「斃れて後已む」「あえて火中の栗を拾う」
趣味 コンサート鑑賞、ゴルフ